開示:1位のPinkuは私たちが開発しているアプリです。ほかのアプリについての記述は、 各アプリのApp Storeページにもとづいており、 2026年10月7日に確認したものです。
ChatGPT、Claude、Geminiは、あなたが決めたわけではない保存ルールのもとで、 会話を自社のサーバーに保存します。そのルールについては ChatGPT、Claude、Geminiが 会話を実際にどう扱っているかで詳しくまとめました。要点だけ言うと、Googleは 人間がレビューしたGeminiのチャットを、削除したあとも最長3年間保存します。 以下のアプリは、この問題を根本から避けています。モデルがiPhone上で動くので、 会話がどこかへ送られることはありません。
ランキング
- Pinku:総合で最もおすすめ。クラウドへの経路がまったくありません。
- Locally AI by LM Studio:無料のプライベートチャットとして最適です。
- PocketPal AI:誰でも監査できるコードを求めるならこれです。
- Private LLM:買い切りのプライベートチャットとして最適です。
- Enclave:ローカルではプライベートで、オプションのクラウドプランがあります。
- Privacy AI:ローカルモデルとエージェントが使えますが、収集されるデータは多めです。
Pinkuが1位の理由
- 会話が端末の外に出ることはありません。モデルはiPhone、iPad、Mac上で動き、回答のためにネットワーク通信をしません。
- アカウントもサーバーもありません。App Storeのプライバシーラベルはデータの収集なしです。
- クラウドモードがそもそもないので、チャットが知らないうちに他社のモデルへ送られるような設定も存在しません。
- 無料で始められます。Pinku Proは$9.99の買い切りなので、サブスクリプションのアカウントを持ち続ける必要はありません。
- インターフェイスは8言語に対応しています:英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、日本語、韓国語、簡体字中国語、ロシア語。
- 読み込み前にメモリを確認するので、大きすぎるモデルでアプリが落ちることを防げます。
ランキングの決め方
次の3つの質問を、この順に見ました。ふつうの会話は端末の外に出るか。 開発者はApp Storeのプライバシーラベルで何を申告しているか。そして、 チャットをほかの場所へ送りうるアカウントやクラウドモードがあるか。
| プライバシーラベル | クラウドモデル | ソースコード | 価格(米国) | |
|---|---|---|---|---|
| 1. Pinku(自社) | データの収集なし | なし | 非公開 | 無料、Proは$9.99の買い切り |
| 2. Locally AI | データの収集なし | 記載なし | 非公開 | 無料 |
| 3. PocketPal AI | データの収集なし | 記載なし | 公開(MIT) | 無料 |
| 4. Private LLM | データの収集なし | 記載なし | 非公開 | $4.99(購入時に支払い) |
| 5. Enclave | ユーザに関連付けられないデータ | オプション(Pro) | 非公開 | 無料、Proは$9.99 |
| 6. Privacy AI | ユーザのトラッキングに使用されるデータ | オプション(サブスクリプション) | 非公開 | 無料、週$3.99〜年$99.99 |
プライバシーラベルは各開発者がApp Storeで申告している内容で、 Appleが検証しているわけではありません。Enclaveのラベルには、分析、ID、 診断、その他のユーザコンテンツが、ユーザに関連付けられないデータとして記載されています。Privacy AIのラベルには、 ユーザのトラッキングに使用される可能性のあるIDと使用状況データが記載されています。「記載なし」は、 App Storeの説明文にクラウドモデルについての記載がないことを意味します。 2026年10月7日に確認。
1. Pinku
Pinkuは、厳選した12のオープンモデルをApple MLXでiPhone、iPad、 Mac上で動かします。アカウントもサーバーもクラウドの選択肢もありません。 そこが肝心な点で、会話を外へ送る機能をあとから有効にできてしまうことがありません。 App Storeでの購入を除けば、インターネットが必要になるのは最初のモデルのダウンロード時だけです。 Pinku Proでは、あなたが書いて端末内に保存するカスタム指示と、 端末上で認識しサーバーには一切送らない音声入力が使えます。 ほかのアプリに劣る点:Pinkuのコードは公開されていないため、私たちのラベルと言葉を 信頼していただくしかありません。PocketPalならその必要はありません。
2. Locally AI by LM Studio
無料でログイン不要、Apple MLX対応、画像の理解もでき、ラベルはデータの収集なしです。 LM Studioのチームが手がけており、ここで紹介するアプリの中で最も多くの評価を集めています。 無料のプライベートチャットだけが欲しいなら、欠点はほとんど見当たりません。
3. PocketPal AI
ここで紹介する中で唯一、ソースコードが 公開されているアプリです。MITライセンスなので、プライバシーについての主張を 信じるだけでなく確かめることができます。無料で、Hugging FaceのあらゆるGGUFモデルを動かせます。 モデルは自分で選ぶので、スマートフォンのメモリには注意してください。
4. Private LLM
$4.99の買い切りで、ラベルはデータの収集なし。Siriとショートカットに対応し、Macでは最大14Bパラメータの モデルを動かせます。購入時に支払うので、App内課金やサブスクリプションの アカウントも必要ありません。
5. Enclave
ローカルのチャットはローカルにとどまり、さらにドキュメント、音声、カスタムアシスタントが使えます。 ここで順位が下がる理由は2つあります。プライバシーラベルで分析データと診断データ (ユーザに関連付けられないもの)を申告していること、そしてProプランでAnthropic、 OpenAI、Google、xAIのクラウドモデルが加わることです。それらに送ったチャットは、仕様上、端末の外に出ます。
6. Privacy AI
GGUF、MLX、Apple独自のモデルをローカルで動かせるうえ、エージェント、60以上のツール、 MCPも使えます。クラウドモデルはサブスクリプションによるオプションです。プライバシーラベルで ユーザのトラッキングに使用されるデータ(IDと使用状況データ)を申告しているのはここで唯一このアプリなので、 ローカルのチャットは端末上で動くものの、この観点では最下位としました。
「検閲なし」のAIについて
プライベートなAIを探す人の多くは、「検閲なし」のAIも探しています。 率直に言うと、これらのアプリのどれも、モデルが学習で身につけたものを取り除くことはしません。 Pinkuのオープンモデル(Gemma、Llama、Qwenなど)は開発元が学習させたとおりに答え、 一部の依頼には今でも応じないことがあります。ローカルアプリが実際に変えるのは、 誰が見ているかです。プロンプトを記録するサーバーも、モデレーションの順番待ちも、 レビュー担当者もありません。そしてPinku Proなら、すべての回答を方向づける指示は あなた自身のものです。
自分で確かめる方法
- プライバシーラベルを読む:App Storeページの「Appのプライバシー」にあります。 データの収集なしは、開発者がおこなえる最も強い申告です。
- 機内モードをオンにする:モデルをダウンロードしたあとで試してください。それでもアプリが 答えるなら、会話はスマートフォン上で処理されています。
- クラウドの切り替えを探す:アプリがクラウドモデルを提供しているなら、 どのチャットがそれを使うのかを把握しておきましょう。